ほっこり夫婦話

ある夫婦のお話。

そろそろ車の買い替えの時期。次は何の車を買おうかと話し合ってた。

車が大好きな夫にはずっと前から夢見ていた車があった。
10年ものの中古モデルのA車。エンジン馬力に定評がありスピード自慢、車好きにはたまらない。
(新車だと1000万円を超えるそうだ。)

奥さんにも同じく夢見た車があった。B車。女性なら誰もが可愛い!と思うもの。

見た目重視の妻と、マニアックな目線重視の夫。

夫のドリームカーは10年落ちでも値段が張る。
「同じ値段だせるなら、他のタイプで新車を買える。なんで10年も前の古い車!」
夫の言い分は「Bなんて、車を知らない人が欲しがるものだ!」
「じゃあお互いに譲歩して他の新車であなたが欲しいと思うものにしない?」
「Aじゃないなら他に欲しい車はない。新車に欲しいものはない」
おしどり夫婦でも、この件に関してはなかなか譲歩できずに時間ばかりが過ぎてゆく。

で、「あなたがそんなに夢みてた車だから好きなのを選んでいいよ」とある夜言ってみた。
すると、翌朝、今度は旦那さんが「明日、Bを見に行こう。俺はBでいいよ。」と。
Bの中でもパワーの強いタイプに興味を持ち出して、前向きになってくれている。

こうなると罪悪感を感じる嫁。

そりゃあAが新車なら乗せてあげたいけれど、
なにも10年前の車にこだわらなくても・・・でも飲み代にお金使うわけでもない、昨年努力の末に禁煙した、
仕事も遅くまで頑張ってる、そんな旦那さんが大好きな車なのに、
それに口出しする自分は間違ってるかな?
どうしたら寛容に「いいよ」って言ってあげられるだろう?
でも、あの人Aを買ったらものすごく飛ばすの目に見えてるから危ないし・・
それに10年も前の車だよ。同じ値段だせば・・・
無限ループ。主婦感覚と、夫への思いやり、罪悪感のハザマで葛藤悶々。

「今日家に帰ったらやっぱり旦那君の好きな車にしていいよって言ってみる!!」

どうなったかな・・・とこちらまで気になっていた。

するとメール。

「昨日帰ったら、Bの雑誌まで買って目を通してくれていたの。
だから’Bにしようとしてくれてありがとう。でも、私は見た目だけでBがいいって言っていたのだから、
あなたの好きな車にしていいよ’と言ったら、’◎ちゃんが乗りたい車が俺の乗りたい車。
俺のは2台目として、いつか買える日がきたら買うことにしたから’って言い張るんだよ007.gif
譲り合うことでお互いにお互いの乗りたい車が一番と思うようになってしまって。
でも私も旦那さんの乗りたい車がいいって思うようになったから明日からも言い続けるよ。」

とのこと。

泣かせるーーー!
奥さんが乗りたい車が俺の乗りたい車、だなんて。
なかなか聞けない名言だわね。
奥さんの優しさに応えようとこんな思いやりに満ちた言葉が出てきたのだね。
私が嫁なら「いいのよ。私に遠慮しないで。(目力で「しかしながら言うまでもなくこれは建て前」をアピール)
でもあなたがそういうなら早速明日Bに予約を入れましょう。」とか言ってしまうわ。

夫婦揃って二人とも本当に優しい。
いい夫婦だねえ・・・まるでOヘンリーの「賢者の贈り物」。


あの様子だとA車かB車かの決定にまだ時間がかかりそうだけど・・・(笑)
どちらを選んでも夫婦二人が満足できる選択であることだろう。

なんだかぽかぽかと心が温まるいい話だった。


。。。さて、AとB、結局どっちになるんだろう?
[PR]
by morningsun71 | 2011-05-09 23:52 | 日常


<< 節電の技 ピーカンBBQ >>