二十四の瞳

鶴岡八幡宮のすぐそばに、「川喜多映画記念館」がある。
邦画・洋画を問わず、名画が上映されているよう。
現在は「高峰秀子展」が催されていて、週末は「二十四の瞳」が上映されるというので、いそいそと出かける。ようやく行けた。念願叶った。

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紅葉を背景に佇む、閑静でとても素敵な場所だ。

小町通りで今川焼き(紫芋味)を買って、うほうほとご機嫌で食べ歩きしていた坊が、ここでトンビに
残り4分の1を奪われるというアクシデント発生。

ささーーーーーっと、音もなく背後から、あっという間の出来事。敵ながら天晴れすぎる。
「なんだようーっ!!!!一番美味しい真ん中最後に食べようと残してたのにーーーーーー!!!」
地団駄踏んでる姿を尻目に、私はエントランスのポスターに見入る。


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上映時間156分。

涙、涙、涙。

そう遠くない昔、祖父母の時代のこととは思えない貧困、苦労。
家のため、親のため、国のため、何の疑問も持たずにただただ静かに現実を受け入れる子供達。
無力な自分に思い悩む大石先生。
一途に互いを思いやる師弟関係が悲しい。

とりわけ貧しかったマッチャンが養子に出されてしまい、同級生を乗せた船が去り行く姿を見つめて
港で声をあげて泣くシーンは、こちらももうボロボロ。


それでも、高峰秀子の清廉とした笑顔、すがすがしい美しさ、叙情的な小豆島の自然が救いとなって、
希望を感じる話であることがとてもよかった。やはり国民的名作だ。

坊も「泣きたかったけれど、頑張って耐えたよ。」。


そしてラストの同窓会シーンで、キッチンこと徳田吉次君の髪型が70年代クラブシーンを彷彿とさせる
スタイルであった事に内心突っ込みを入れたのは、きっと私一人ではなかった、と確信する。
サタデーナイトフィーバーかと思った。

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<帰り道>

あれ、どこいった?と探していたら若人に混ざってクレープ待ち。
今川焼きのリベンジとのこと。

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by morningsun71 | 2012-12-09 21:57 | 日常


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