隅田川花火大会

週末、7月27日(土)は隅田川花火大会。

ジリジリ焦げるような日差しと、溢れかえる人の熱気。浅草は浴衣姿の人が多く行き交い、
花火の時間をいまかいまかと待ちわびている。

午後5時前。花火開始まであと2時間。携帯で互いの居場所を確認しあう人、
食べ物や飲み物が詰まったコンビニ袋を下げて足早に川に向かう人、
浴衣姿でキャッキャと写真を取り合う女の子達、
店頭販売の準備を進めるお店。祭りの前の、この浮き足立った雰囲気が楽しい。

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屋形船も今夜は大盛況だろう。あ~いい天気。

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浅草は人が多いので、我々は数年前に見つけた、穴場スポットまで歩く。
歩き始めて(たったの)5分くらいで暑さにバテ始めた家人にレモンのカキ氷を買い与え、
信号前で販売されていたレジャーシート(400円)を購入。これで一安心。


目的地に到着。既に歩道にシートを敷いて場所取り済みの人達がたくさん。が、ラッキーなことに、
歩道の街路樹の真横に、ちょうどピッタリの場所を発見。

シートを敷いて、ちょいと仰向けになったら、わぁ~気持ちい~~!

ごらんよ!この蒼い空を!東京の空も捨てたもんじゃないのよー!

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「ちょっと、よしなさいよ!恥ずかしい。」
「ほんと、これ気持ちいいよ。やってみなって。道路で仰向けになるなんて、こんな時じゃないと出来ないよ。」
「オイラはあなたみたいにずうずうしくないんだ。」

などと言っていた家人、歩き疲れ+暑さ疲れに加えて、これから2時間近くの待ち時間という現実に負けて渋々横たわった途端。


お行儀良く眠り姫ポーズで即落ち。

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街路樹はMY眼鏡置きと化す。

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「お、テレビ来てるよ。ZIPだって。ZIPだ!うわー、お前、映ってこいよーー!」という周囲の声。

あ、本当だ。

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あのーーーーーー。

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テレビクルーの皆さんが現れたせいなのか、ちょいと周囲に人が多くなってきたんですけどー。

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ZIP隊と行き倒れ風男のコラボレーションショット。

周囲の雑音をものともせず健やかな寝顔とお祈りポーズで熟睡。

(30代男子のすね毛&膝栗毛を見たい方はおりませんので、ボカさせて頂きました。)

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風があって気持ちいいのはわかるが、あんたも大概ずうずうしいよ!

行き倒れを尻目に、私は横山秀夫「ルパンの消息」を読む。
続きが気になって気になって、この時の為に持ってきたのだ。

午後5時50分。なにやら周囲に動きが。みんな、シートや荷物を片付けて、車道に向かって立っているのだ。

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午後5時55分。「あと5分でしょ?」という声で、ようやくピンときた。

車道が交通規制されて、花火見物客に開放されるのだ。大変!!行き倒れを起こして、慌しく荷物をまとめる。

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「オイラ、こういうのトロいから、あなた頑張ってー。」とまだ寝ぼけ眼の行き倒れの期待を背負って、
私は張られたロープの前でレジャーシート片手に体を斜め45度に傾けたスタンディングスタートの姿勢で待機。

「絶対、ど真ん中を取る。」 松本薫嬢(通称アサシン)のごとき眼差しで、道路の真ん中を見つめて。


午後6時。花火開始1時間前。ピピーーーッという笛の音とともに、ロープが上げられる。
人という人が、車道に飛び出す!

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ギャー!急いで!急いで!

のんびり屋の家人は周囲の勢いに完全に圧倒されている。レジャーシートを広げるのにもオロオロ。
変に几帳面なものだから、シートの端っこを「ピシっと綺麗に伸ばさなくっちゃ。いそいそ。」と、苦心してるが、
いいんだよそんなのは後で!!!

この期に及んで旅館の布団敷きみたいに丁寧にやってる場合じゃないよ!

私なんか、レジャーシートの先端と共に顔面からダイブだよ!

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が、苦労の甲斐あって、思い切りいい場所取れた!
花火がちょうど正面に見える位置だーーー!!ー(°∀°)ーー!

やれやれ。これで、安住の地を得たわね。

ドキドキした分、より疲労した家人は、再び眠りの世界へ。

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夢の中でお祈り。

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私は「今のうちにトイレに行ってくるー。」と声をかけて、トイレ探しの旅へ。
結局地下鉄の駅のトイレしかなく、長蛇の列に並び、帰りにコンビニでおやつを買おうと立ち寄ったら
ここでも満員。飲み物の棚まで辿り着くまでも一苦労。

行って帰ってくるまでに、20分かかった。

トイレが近い私は、心配なので花火が終わるまでアルコールは飲まないぞと決め、ソフトドリンクとお菓子だけ購入。

戻ったよ~~。

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7時5分。ドドーン、という音が聞こえてきた。第一会場の花火打ち上げが始まったのだ。

ここからは、7時半スタートの第二会場花火が見える。あと少しだね~~。

「ちょっと、足伸ばしたいから歩いてくる。」と立ち上がった家人を見送ってちょっとした7時25分。

急に風が強くなったと思ったら、ポツ、ポツ、と顔に当たる。気のせいだと思っていたが、悪い予感は的中。


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ピカッと光ったと思ったら、ゴロゴロゴロー。花火の音かと思ったらあっという間に大粒の雨となり、
激しい土砂降りに。

スタート5分前に、嘘でしょーーーーー!!!!

皆、大慌てで荷物をまとめて、撤収スタート。傘は私の日傘しかない。

そもそも、風が強すぎて傘にはなんの効力もない。

取るものも取りあえずといった感じで駅への道を歩き始めた時、ドドドドンッ!と待ちわびた音が。

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第二会場の花火が、7時30分ジャストに上がり始めたのだ。

キャー!!という嬌声(なんだか悲鳴なんだか)と共に、車道に戻る人たち。

正面に、次々と打ちあがる色とりどりの花火。例年に比べてスピードがあがってるようにみえるのは気のせいか。花火師さん達が、慌てて上げてくれてるのかねーと話す。

が、まもなくそれも止んだ。

「ただいま花火は中断しておりますー。」とのアナウンス。

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あまりの豪雨に、こりゃもう無理だろうと諦めて、駅に駆け込む。

「傘さして焼き鳥食おうぜーー!」とか言ってる出店の呼び声に笑いながら。

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浅草駅などは、入場規制されて駅の中にさえ入れない人達でひしめいていたとか。

いやはや、なんたること。

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二の腕がシースルー。
誰も彼もが全身絞れるほどじっとり。なんかもう、ここまで来ると笑っちゃう感じだ。笑。

開始後の中止は史上初だとか。

ほんとに残念ではあったけれど、今年の花火の事は忘れられないだろうから、貴重な体験をしたと思おう。

そんでもって最も大きな収穫は「実はオイラは路上生活できそうだ。」という家人の発見だったかもしれない。
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by morningsun71 | 2013-07-29 21:26 | 日常


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