カテゴリ:読書( 28 )

最近の読書ノート

久しぶりの読書日記。

(そういや、2013年の読書ランキング TOP10未だ記録してなかった・・・)

c0221792_2242193.jpg



①謎解きはディナーの後で3(東川篤哉)

頭使わずにさくさく読める軽さが楽しい。
風祭の今後がどうなるのか。どうでもいいようで気になってきっと今後も買ってしまうシリーズ。

②ようこそ、わが家へ(池井戸潤)

ホームでのトラブルがきっかけで嫌がらせが始まったストーカー事件。
誰にでも起こり得る出来事なだけに冒頭から目が離せない。
駅から尾行される場面では、気味悪すぎて思わず悲鳴あげそうになったっつーのー!
昔、電車の中で(被害者でもないのに)痴漢とやりあったことがあったけど、
今思うとよくあんなこと出来たもんだと、背筋が寒くなった・・・。

さらには主人公が職場で架空取引による不正に気づき告発に動き出したことから
社内でも窮地に立たされてゆく。
気が滅入る展開ではあるが、家族が結束してピンチを乗り越えてゆくところが救い。
世間では冴えないおじさんとされていても、正しい道を地道に歩む人をサポートする人は必ずいる。

③ I am Malala ( Malala Yousafzai )

自分はタリバンに撃たれた少女、ではなく、「女性にとっての教育の権利のために立ち上がった少女」として認知されたいという言葉。
平和と女性の権利を求めて声を上げ暗殺されてきた政治家達の使命を自分が引き継ぐのだという強い自負・意思が感じられた。
10代にしてこの志の高さ。
娘を危険にさらしたという批判を真っ向から受けとめつつ
彼女の勇気ある行動を導きサポートし続けたご両親にも敬服。

c0221792_2241768.jpg



④美雪晴れ(みをつくし料理帖シリーズ 第9弾)高田郁

「初めて一柳を訪れ、生麩を苦にした時に思ったのは、この店が何者からも侵されず持ち上げられず、ただ静かに在る、ということだった。
料理番付というお祭り騒ぎの土俵には立たず、己が道を究めるというありようが一柳を一柳たらしめているのだ。」(p.205)


人とのつながりが、澪と野江の未来を近づけていく。
ようやく見え始めた明るい兆しが嬉しいよ。
叉次ファンとしては、又次2的新キャラ(政吉)の登場も大変喜ばしい。
このシリーズもあと残り1冊で終わりかー。最終巻は今年の8月刊行予定。忘れないようにしないと。
たとえ忘れてても、間違いなくみをつくし宣伝部長から連絡が入るだろうから心配してないけど。笑。


c0221792_23231722.jpg



⑤大聖堂(上・中・下)ケン・フォレット

世界的ベストセラーの(池田)大作。
上中下巻、3冊合わせて本編だけで1804ページ。長い!!
そのボリュームに一瞬おののくほど長いまさる。
いやー。うちの父が「最近は長編を読む気力なくなっちゃったんだよなー。年のせいだなー。」と
ぼやいてたので、今のうちにがっつりボリュームのあるもんを読んどくのも大事なのね。
と挑んでみたのです。普段なら興味持たない分野なんだけれども、
かれこれ5年くらい前にAさんが激しくオススメしてくれたなーと思い出して。

無政府状態の12世紀の英国。
世紀をかけた大聖堂建築を通して繰り広げられる人間ドラマ。
国の統制が崩れた乱世を舞台に教会や貴族の内部抗争・権力争いが30年に渡って描かれる。
悪役はとことん悪く、悪魔の化身みたいな奴らだし、
正義の人々には繰り返し苦難や嫌がらせが押し寄せる展開でジリジリさせられながら
下巻まで引っ張るわけだけれども、
最後は勧善懲悪の形で終結したのがよかった。(国は変わっても)時代劇はこうでなくっちゃ!
読み応えあって、読了後はどっぷり達成感に浸れる。

(1つ疑問:ピーターとかウィリアムとか、重要な登場人物と名前がかぶる家来・悪役が突然登場してちょい混乱しちゃったんだけど、なんでわざわざ同じ名前にするんだろう?)
[PR]
by morningsun71 | 2014-03-21 22:04 | 読書

みおつくし料理帖

1ヶ月半かけて最新本(第8巻)まできました。

ほろり、しんみり、くすくす、じんわりと味わっていたのは5巻まで。

徐々に大きな動きが出始めて、どうなる?どうしよう?と登場人物と一緒に悩み始めたのが6巻。

「悲涙の巻」と書かれた通り、悲しくて切なくて、でも人の心があったかくて優しくて、そして衝撃の展開のラストまで終始ティッシュ片手に涙涙だったのが7巻。

c0221792_1412294.jpg



今週発売されたばかりの第8巻を現在読んでいるところだけれど・・・

帯の「悲しみの雨はあがり、希望の光が降り注ぐ」。 ほんと、頼むよ、一つ!!

ていうか、これ、読み終わっちゃったら次巻まで1年待たなきゃなんないの!!??

ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! そりゃないぜフレイジャー!!

みんなで高田先生にアシスタントとシェフ(レシピ研究係)雇って何とかしようよ!

ところでドラマでは北川景子が澪ちゃん役だったようだけれど、個人的印象としては彼女はどちらかというと野江ちゃんに近いような。

私の中ではこんなイメージかな~。

澪   : 蒼井優 or 多部美華子  
小松原: 西島秀俊
種市  : 笹野高史
芳   : 松坂慶子 or 富司純子
美緒  : 掘北真希 or 桐谷美玲
源斉  : 堺雅人
おりょう: 故・三崎千恵子(男はつらいよの”おばちゃん”)
伊佐三: 松重豊
ふき  : 北乃きい (10代の頃のイメージで)
坂村堂 :小日向文世 or えなりかずき
清右衛門:伊武雅刀
早帆  : 寺島しのぶ
野江  : 北川景子
又次  :遠藤憲一


もともと、このシリーズにはまったY姉さんがrauwolfに推薦する際、このブログを読んで私も好きそうだとオススメしてくれたのが始まり。
Y姉さん、rauwolf、ホントにありがと~!お陰で大はまりです。
[PR]
by morningsun71 | 2013-06-20 23:14 | 読書

2012年 読書記録

2012年の自分的ベスト10。

(写真はFREEPIKよりお借りしたもの)
c0221792_13462596.jpg



1.輪違屋糸里(浅田次郎)
「嫌われ者の芹沢鴨一味が暗殺されましたとさ」としか認識していなかった事件も、
視点が変わったことで大分印象も変わってくる。女性陣は揃いも揃ってカッコイイ。平山五郎には盛大に泣かされる。

2.舟を編む(三浦しをん)
頭の中がそれ一色になるくらい仕事にのめり込めるって、とっても幸せなことだな。働く幸せをしみじみ噛み締めた本。

3.幕末史(半藤一利)
短期間にめまぐるしく世の中が動く幕末が読みやすく整理されていて勉強になった。
昭和史も読んでみたい。

4.森に眠る魚(角田光代)
音羽の殺人事件がモデル。

5.月島慕情(浅田次郎)
世の中の表舞台に出ることがない、無名で弱い人々が放つ強い光。

6.小説・新島八重 会津おんな戦記(福本武久)
「八重の桜」の予習本。ところでドラマで八重の幼少時代を演じた子役ちゃん、めっちゃくちゃ可愛いくて我が家メロメロ。

7.吉原はこんなところでございました(福田利子)
幇間(太鼓持ち)の方々は、「バカのメッキをかぶった利口者で、大臣とも乞食ともつきあえる男」だったと言う。
吉原を大事に大事に守ってきた人たちとは、江戸文化を繁栄させた有能な立役者達でもあったのだと思った。

8.妻を看取る日(垣添忠生)
私は1日でも長く坊より生きねばならんという思いを強める。

9.向田邦子ふたたび(文芸春秋)
向田さんを取り巻く方々が生前の彼女を偲ぶ。
せっかちで、器用で、食いしん坊で、贈り物が好きで、家族と猫を愛した。
あまりにも生き急いだ51年の生涯・・・・

10・永遠のゼロ(百田尚樹)
特攻要員と、特攻隊員。
零戦で戦地に向かうこと、特攻で出撃すること。
生の可能性がわずかにでも残されていることと、死が確定した立場とでは全く意味が違うという。
そうか、そうなんだよね・・・(涙)。漫然と生きる自分に大きな投石。

が。

過去と平行して語られる、現代の方の話(主人公の姉さんの恋愛話)がやけに陳腐に感じられた。。。
姉さん何がしたかったのですか。最後の安い展開・・これいらんのではないですか。
せっかくの感動が・・・ブツブツ。

以上、何様?読書感想文でした。

2013年はどんな本との出会いがあるだろう・・・
とりあえずようやくもうすぐ、rauwolfがオススメしてくれた本に取りかかれそう。ワクワク。

           
[PR]
by morningsun71 | 2013-01-09 21:20 | 読書

「小説・新島八重」

来年度の大河ドラマの予習にと手にした2冊をようやく読み終えた。

私はこのご夫婦について全く知らず、坊から「新島襄。ああ、同志社の。」と言われても
「あ、そうなの?」ってな有様で、前知識ゼロのまっさらな状態から読み始めた。

c0221792_12575084.jpgc0221792_1258177.jpg



「会津おんな戦記」は、会津藩が戊辰戦争で西軍に攻め込まれ、八重も銃を手に奮闘するがついに鶴ヶ城陥落。
父や弟を亡くし、京都で生きていると聞いた兄を頼って、母・姪と共に会津を去るところまで。

「新島襄とその妻」は、その後八重が襄と知り合い結婚し、苦難の末に同志社大学を設立、そして襄を看取るまでが描かれている。

感想。
仏どころの京都の地で、キリスト教精神の大学を設立する事が当時どれだけ大変だったか、
それを乗り越えた夫婦の絆や信仰心の深さにもそれなりに心は打たれるのだが、
私個人としては会津藩が滅亡するまでいかにして女子供が戦ったのかにすっかり心が熱くなっちゃって
「おんな戦記」のほうがずっっっと面白かった。

「敵が来たぞー!」と町中に鐘が鳴り、みんなでえいやっと城に逃げて、城篭り。大門が閉められる。
ここで、長年仕えてくれた小使や女中さん達との別れ。
「奥様、お別れにございます(涙)」「絶対に生き延びよ!」とか言って。(ここで早くも泣いてもうた)
門が閉められるまでに城に辿り着けなかった人達は、散り散りに逃げる。
八重の幼馴染みも、これで「あの人は今」状態。こんな別れって・・・・せつない・・・・

女達はひもじい思いをしながら城内で日に日に目減りする食糧を藩士の為に煮炊きし、戦の最中にも手の皮が破れそうに熱いご飯を慌しく握って、
子供達は西軍への「俺達へっちゃらだよ。」アピールの為にベロ出し君が描かれた唐人凧をあげる。

ボンボン打ち込まれる砲弾、土ぼこりの中、犠牲になる仲間を見ながら・・・。

畳はがして砲弾よけの胸壁にして、
焼玉が飛び込んできたって、それに濡れ布団かぶせたり、池に放り投げたりしてる!
玉の中心が点火する前であれば爆発を防げるのだと。
・・・勇敢すぎます・・・・
消火が間に合わずに爆死するご婦人、最後の言葉が「姫様はご無事か」。ううう。信じらんない。(涙)


いきがる割に肝心な時にはまるっきり腑抜けの私のことだから、その場に居たら
「姫様をあちらへ!」とか「おのれーー、奸賊めが!」とか「諦めてはならぬ!」とか
口だけ大騒ぎしながら隅っこで腰抜かしてるだろう。(最低)。

出来る事なら幼少時代の自分に戻って戊辰戦争前の会津に丁稚奉公、
この性根を叩き直してもらいたいもんだなどと思う。



<余談>
上司の娘さんが、綾瀬はるかの大ファンの為、ドラマのスタートをとても楽しみにしているそうだ。
私が子供の頃は、大河ドラマが待ち遠しいだなんて全然思えなかったな。

小学生・中学生くらいの時に、自分が憧れる若い役者さん見たさに大河ドラマを観る。
それが昔の日本に興味を持つきっかけになる。
とてもいいことだな、と感じたりした。
[PR]
by morningsun71 | 2012-11-21 00:30 | 読書

お江戸気分

角田光代の「曽根崎心中」を読んでから、吉原花魁ものが読みたくなり
「遊女の江戸(下山弘)」→「吉原はこんなところでございました(福田利子)」
→「月島慕情(浅田次郎)」まで読了。

c0221792_2114617.jpg



ここで浅田次郎を続けて新撰組に絡む太夫話「輪違屋糸里」にいくか、短編集の「姫椿」(これだけ現代もの)にいくか。

あさのあつこの同心&岡っ引きシリーズ3作目「木練柿」も早く読まんと4作目が出ちゃったし、
剣術を共に学んだ竹馬の友の謎の死に迫るという「影法師」も早く読みたい。

「江戸塾」は資料集感覚でパラパラ読むと楽しそうだな~とか、こうやって
未読本を前に迷う時間は楽しいもの。

rauwolfのとこのT君の目標「就寝前の2時間を読書にあてる」って、
なかなか出来ることじゃないけど、この上ない贅沢な時間、習慣だと思う。

灯火親しむ秋、読書に最高の季節。


<余談>

去年までは、鎌倉図書館の返却ポストがJRの駅構内にあり、会社帰りや出勤前にすぐに返却出来て
大変便利だった。
が、久々に図書館を利用し、いつもの場所で返却しようと足を運んだら、ポストがない!!!
駅員さんに聞いたら、なんと東口の改札の「外」に移動してしまっていた!!

げげげげぇぇ!!
西口利用の人は、一旦東口の改札を出て、本を返してそれからぐるりと回るか、または入場料130円だか140円を払って
構内を突っ切って西口まで移動しなければならない。あ、定期がある人ならSuicaで通り抜け出来るか。
(改札出ないでなんとかポストに本を突っ込めないか、柵の中から身を乗り出し苦心したが到底無理だった。)

なんでこんな!!!あれ、なんとかしてよーーーーー。
せめて改札内から手を伸ばしたらポストの口に本が入るように、口をこっちに向けるとかさ。
(今年の1月からだったんだと。最近利用してなかったから、気付かんかった・・・・・)
[PR]
by morningsun71 | 2012-11-01 00:30 | 読書

連休前に買った本『ダカフェ日記』

丸善で三冊一気にお買い上げ。
そのままダッシュで改札へ。
ゴゴゴゴゴオオオーー!とやかましい音を立ててスーツケースを引きずり大股開きで駅構内を突っ切る女・・・
ページを開くのが待ちきれなかったのだ。

c0221792_0134919.jpg



森家の何気ない日常の一コマ。柔らかい空気、季節の匂い、福岡弁、夕焼けの色、トボけた愛犬の寝顔。
一ページごとに笑いと安らぎをもらい、幸せな気持ちに包まれる。

すごい技見せちゃるけーん、ちゃんとみときーよ!
自分的大技を披露する時の子供達の決めゼリフが妙にツボにはまる。
こんな可愛いこと得意気に言われようものならそれだけで噴き出してしまいそうだ。
それにしても海ちゃんも空君も大きくなったなあ。

1日7万アクセスという驚異の大人気ブログの書籍版。
教えてくれたcolon、ありがとう!

親にも勧めてみよう♩
[PR]
by morningsun71 | 2012-10-07 00:22 | 読書

台風の夜のお伴

今日はモールに行って映画でも観ようかねと話していたが、台風に備えて早めに帰宅。

駅前の本屋さんで衝動買いしてしまった一冊。
お陰で電車の移動時間もあっという間。

c0221792_23353346.jpg



外では大暴れの風の音。

c0221792_2338153.jpgc0221792_23382664.jpg



だけど、ページをめくる毎に幸せな気分。妄想の旅に出ております。

c0221792_2339713.jpg



日本家屋、和室の本棚シリーズもあるといいのにな。

c0221792_23392894.jpgc0221792_23402351.jpg



日本家屋と言えば、「最後から2番目の恋」、秋にスペシャル版が放送されるらしいですね。
千明さんのおうちが何ともまたいいんだよね。
楽しみ~~。
[PR]
by morningsun71 | 2012-09-30 23:39 | 読書

「国語力アップ400問」

c0221792_12492711.jpg
◎ちょうちんの数え方は、次のどれでしょうか。
1.竿 2.張り 3.丁

◎「直木賞」の由来となった作家「直木さん」の名前は次のどれでしょうか。
1.直木一二三 2.直木三十五 3.直木五十六

◎「お手塩」とは次のどれでしょうか。
1.おにぎり 2.小皿 3. 醤油

◎「よどみに浮かぶうたかたは~」この一節があるのは次のどれでしょうか。
1.徒然草 2.方丈記 3.平家物語




ダイニングテーブルの上に置いて、ちょっとした時間に互いに問題を出し合っているのだが
これが楽しい。皿洗いやアイロンがけ、歯磨きなんかしている時に「じゃあこれ分かる?」と質問されてう~んと考える。
隙間時間のちょっとしたお勉強だ。

和歌、落語、文学史。出題範囲が多岐に渡るので飽きない。

ちなみに私が間違えた問題の一つはこれ。
◎漢字の「訪」の「ノ」は何画目でしょうか。
1. 10画目 2. 11画目 3. 12画目


何回書いても、10画目になってしまう。(正解は2の11画目。正解率60%越えの問題・・・)。

「なんで!なんでよ!」と坊に書かせてみて、わし、「訪」の書き順これまでずーっと間違えてきた事を初めて知りました・・
[PR]
by morningsun71 | 2012-07-26 08:40 | 読書

向田邦子の手料理

現在(私の中で)再び向田邦子ブーム。

中でも「向田邦子の手料理」はボロボロになるまで、一生愛読&活用するものとなると思う。

c0221792_11305855.jpg



身近な食材、ごくごくシンプルな材料、手法。
何人分なのかの記述があったりなかったり、「酒、みりん、醤油、サラダ油適宜」
という大雑把な説明だったりで、いかにも「目分量で作ってました」的なところもいい。笑。


一般的な家庭料理ばかりでありながら「食べたい」と思わせるものばかり。

へんにハードルが高くなく、「今日作ってみようかな」と思えるところがありがたい。

c0221792_11353664.jpg



向田ファンの間では有名なのがこの「わかめ炒め物」と「トマトの青じそサラダ」。

c0221792_1136486.jpg



古い器が好きだった向田さんのこだわりのコレクションも公開されている。
『これぞと思う器に出会うと、自分に号令をかける。”靴を買ったつもり!” ”スーツを新調したつもり!”』

c0221792_11522176.jpg



新しい器を見て、「あれをのせたらよさそうだな。」とポンポン閃くのって、
料理上級者だと思う。早くそのレベルに到達したいよ。
(未だほとんど閃かない未熟者。それともセンスの問題なのか。)


「う」の引き出し。「う」とは、うまいもの、の略。
どこかで美味しいもの情報を得ると、切り抜いたり走り書きしてこの「う」の引き出しに入れておく。
整理整頓が苦手としながら、「う」の為に専用引き出しを用意するところが可愛らしい。
美味しいものへのこだわりを象徴している。

c0221792_11545260.jpg



鎌倉の三留商店の梅干・ラッキョウも「う」のリストに有り。
今度、試してみようかな。

c0221792_1203033.jpg



一昨日の夜、ようやく冷蔵庫が届き、昨夜は張り切ってスーパーへ買い物へ。
もう外食は飽き飽き、ようやく自宅ご飯が食べられると思えば、
ザーザー降りの雨なんか屁でもない。
今夜はひきわり納豆ご飯をたらふく食べる。止めてくれるな・・・・!!

本を見ながら向田流「入り豆腐」と「トマトの中華風酢の物」に挑戦。

入り豆腐は出来立ても冷めても美味しく、ご飯が進む進む。
キュウリとワカメとトマトの酢の物はさっぱり、ラー油がピリっと効いてサラダ感覚。

今日はまたしても本の中のレシピ「にんじん(と油揚げ)のご飯」を作ってみるか。
[PR]
by morningsun71 | 2012-07-04 12:20 | 読書

「舟を編む」 三浦しをん

c0221792_1547403.jpg
<morningライブラリー 新入荷本>

とりましたね、2012年本屋大賞。

実に13年に渡って辞書「大渡海」作りにわき目も振らずに突き進む人々の話。
タイトルの由来は「辞書は言葉の海を渡る舟だ」という、ある登場人物の言葉。

堅物で変人の主人公の名前が「馬締(=まじめ)」。
もうここからして笑っちゃうのだけれども、随所に
笑える箇所がてんこもりで、アハハハハー!と笑ってみたり、そうかと言えば、瞼の裏からこみ上げるものが・・・
まさに笑いあり涙あり。

出版社の辞書編集部、製紙会社、印刷会社、監修者。
はたから見たら変人そのものなんだけど、言葉に賭ける情熱の炎がこちらの胸まで熱くさせる職人魂。



ほんの小さな事にまでとことん妥協を許さないその姿勢がおかしかったり、羨ましかったり。
紙の手触り一つとっても、「・・・ぬめり感がない!!」と皆で顔突き合わせて大騒ぎして、比較の為に
辞書という辞書のページを指紋が消えるまで捲り続ける。
まさに人生のすべてを辞書に捧げる姿に胸を打たれるのです。

まじめ君の同僚のチャラ男、「一生懸命なんてカッコ悪い」が信条だった西岡が、徐々に周りに感化されて、押し隠していた辞書への愛情に気づき、
陰で大活躍をする場面は特に感動。

西岡は本心では決めていた。俺は名よりも実を取ろう、と。(省略)
いいかげんな仕事をして辞書に形だけ名を刻むのではなく、俺はどの部署へ行っても
「大渡海」編纂のために全力で尽くそう。
名前など残らなくていい。編集部に在籍した痕跡すら消え去って、「西岡さん?そういえばそんなひともいましたっけ」と馬締に言われるとしても、かまわない。

大切なのはいい辞書ができあがることだ。すべてをかけて辞書を作ろうとするひとたちを、
会社の同僚として、渾身の力でサポートできるかどうかだ。

~中略~
だれかの情熱に、情熱で応える事。
西岡がこれまで気恥ずかしくて避けてきたことは、「そうしよう」と決めてしまえば、案外気楽で胸躍る思いをもたらした。




言葉や、出版物に対する意識が変わりそうだ。


「私もその本読んだんだけど、ずっとピースの2人をイメージしてたよ。
馬締が又吉で、西岡(チャラ男)が綾部。」のAさんの言葉。

うまい!
[PR]
by morningsun71 | 2012-04-11 21:17 | 読書